About Casting

鋳造業界とは?

鋳造は、人類が生み出した最も歴史ある金属加工技術であり、
それは現在でも社会に欠かせないもの、
そして未来の発展にも欠かせないものなのです。
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紀元前4000年から続く、
もっとも歴史ある金属加工技術

鋳物づくりは紀元前4千年ごろ、メソポタミアで生まれたと言われています。エジプトの古代の壁画にも、鋳物の青銅の扉を作る絵が残されています。金属の加工方法としては最も歴史の長い工法で、以来、人類の技術発展に寄与し続けている重要な技術です。
現在では、日本の重要な産業である自動車をはじめ、巨大な建造物から精密機器まで、ものづくりの根幹を支える技術となっています。薄肉・軽量化、ネットシェイプ化、高剛性化、耐熱耐摩耗化など高付加価値化が急速に進み、未来の技術革新にも大きく寄与していきます。
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そもそも鋳物って?

イメージ 高温で溶かした金属を、砂などで作った型の空洞部分に流し込み、冷やして固めた製品を「鋳物(いもの)」と言います。鋳物を作ることが「鋳造(ちゅうぞう)」です。複雑な形状の製品も、安く、大量生産出来ることがメリットです。素材や材質によってさまざまな性質があり、用途によってそれをコントロールし、機能性を高めていくことができます。
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求められ続ける鋳物

日本の根幹を支え続けている自動車産業、建設機械産業は、非常に鋳物需要が高い産業です。さらに、エネルギー産業の主要分野である発電所建設などのプラント設備などでも鋳物が多く使われています。また、ロボット産業は今後成長が期待される分野であり、鋳物需要の増加が一定量見込める産業分野です。
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日本は鋳物大国

鋳造技術でつくる「鋳物」の最大の用途は「自動車用」で、約60%以上を占めます。つまり、鋳造品なくして自動車の生産はできない、と言っても良いでしょう。
日本は、鋳物生産大国。国別シェアでは第4位と言われています。また、日本の技術力は世界においても高く、高度な技術力を要する精密鋳造品、密閉中空鋳物、極薄肉鋳物のような高付加価値型の鋳造製品に強味を持っています。
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未来の技術を担う鋳物

ものづくりが発展する限り、そこに鋳造品は欠かせません。
鋳造品は、薄肉化・軽量化、ネットシェイプ化、高剛性化、耐熱耐摩耗化など、高付加価値化のニーズはどんどん高まっています。現在のニーズだけでなく、ロボット、スマートデバイスなど、さらにまだ見ぬ新たな産業の発展を支える存在として、欠かせないものとなっていくでしょう。
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